私たちの暮らしや経済活動は、豊かな自然の恩恵のもとに成り立っており、それを享受するためには、経済成長と環境保全の双方が将来にわたり共生していく持続可能なまちづくりが求められます。それには、地域の生活基盤を構成する大きな要素である森林を活かしたまちづくりが必要となってきます。

　生活様式の変化によって森林から暮らしが遠ざかってしまったことで関心が薄れ、手入れ不足の高齢人工林が増加するなど、森林に関する活動の低迷が見受けられます。また、近年は集中豪雨や台風による被害など、気象災害の頻発化に対する森林の持つ多面的機能の低下が懸念されています。

　森林環境を取り巻く情勢は極めて厳しく、持続可能な森林づくりを進めるためには、森林の将来像を示し、総合的・計画的に施策を展開していく必要があります。

　また、森林経営管理法が施行、森林環境譲与税（森林環境税）の開始にともない、今まで以上に本町による主体的な森林整備への取組みが求められています。このため、森林を活用した中長期の方向性を示し、森林の健全化と地域の活性化を図ることで、活力あふれる七戸町をまちづくりに繋がることをねらいとし「七戸町森林ビジョン」を策定しました。

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• 七戸町森林ビジョン(令和4年３月).pdf